優れた性能を搭載したMATISAマルチプルタイタンパーのラインナップは長年に渡り、鉄道事業者の方々や保線業者の方々を魅了し続けてまいりました。軌道検測および軌道整正の精度、またその稼働率の良さが弊社製品の名声に貢献してきました。マティサマルチプルタイタンパーのラインナップには独立したタンピングユニットが搭載され、高周波タンピングテクノロジーの恩恵を受けています。このテクノロジーはマティサ社独自のもので比類のない優れたコンパクティングを施し、軌道沈下を最小限に抑えて作業後の軌道の安定を保証します。この特性は殊にマティサ一般軌道用マルチプルタイタンパーが軌道更新現場で使用される際に大きな評価を得ています。
マティサ一般軌道用マルチプルタイタンパーシリーズでは技術面において多大なるラインナップを行ないました。快適な使用性、柔軟な使用範囲、燃料消費量の削減およびメンテコストの軽減。一般軌道用「新世代マルチプルタイタンパー」B 45 D、B 35 A8およびB 35 Dは2018年よりご利用いただけます。B50シリーズをしっかりと受け継ぐB56シリーズはと言えばシングルヘッドバージョンは2019年より、ダブルヘッドバージョンは2020年より皆様のお手元にお届けいたします。こうした新しい一般軌道用マルチプルタイタンパーにどうぞご期待ください。
B 56 Cは継続突き固めシングルヘッド一般軌道用マルチプルタイタンパーです。狭軌の従来線、殊に日本市場のために設計されました。タンピングシャトルには駆動主軸を設け、12または16丁のツールに横移動可能なダブルローラークランプおよび検測トロリーを搭載しています。
この機械の特色は分岐器用に考案されたそのタンピングツールにあります。12丁バージョンにおいてはアウターユニット2基の4丁のツールのうち、2丁は重ねることができ、インナーユニット2基には幅広のツールが2丁搭載されています。16丁バージョンにはユニット毎に4丁のツールがあり、うち2丁は重ねることができます。
12丁バージョンにおいては、殊にガードレールや継ぎ目板・伸縮継手や大きな地点情報装置などがあるゾーンにおいて大変使い勝手がよくなっています。
16丁バージョンはガードレールが無い路線に好適です。ブレードを重ねればごく狭いスペースでも突き固めができます。障害物が多い場合にはオペレーターの方がユニットの下降を妨げることも可能です。一方、一般軌道用のツールでは突き固めができない箇所のために設計されているため、B 56 Cのタンピングユニットでは機械によるタンピング範囲を最大にすることができます。継続突き固めの機械では使用における真の快適さに加えて 現場の状況および機械の調整に併せて毎時800mの稼働率を誇ります。
一般軌道・分岐器両用マルチプルタイタンパー
この機械は一般軌道用ダブルローラークランプと、2つの独立したダブルヘッドタンピングユニットに32丁のタンピングツールを装備しています。 さらにこれらのユニットには、高周波楕円運動方式のタンピングテクノロジーを使用しています。 これら装置の組み合わせにより、現場の状況や機械の設定に応じて時間あたり約1,200メートルという作業効率を実現しています。 B45Dは効率の高い軌道更新機やバラストクリーナーによる作業の後で使用されることの多いモデルです。 一般軌道用ダブルローラークランプの優れた能力とバラスト締固めの高いクオリティにより、軌道の沈下を最小限に抑制しながら大きな扛上量を確保できます。
標準軌又は広軌路線を得意とするB45Dは、狭軌路線や軸重制限のある路線、さらには車両限界の非常に厳しい路線でも使用できます。 マルチプルタイタンパーに連結可能なトレーラーには一般軌道用ブラシ、バラスト整理プラウ、軌道突き固め装置、軌道線形記録装置、追加キャビンなどのオプションを追加することが可能です。 これにより想定される用途に機械を確実に適合させることができます。
一般軌道・分岐器両用マルチプルタイタンパー
一般軌道用でもシングルヘッドB 35 A8
南米・アジア・アフリカ地域用として特別に開発されたB 35 A8は従来線で使用されるシングルヘッドの一般軌道用マルチプルタイタンパーです。この機械の構成は一般軌道・分岐器両用マルチプルタイタンパーB 35 Cに似ていますが、ツールは一般軌道用のみを搭載しています。A8型タンピングユニット2基16丁およびダブルローラークランプを装備、このマルチプルタイタンパーでは比類のない仕上がりを保証しつつ、現場の状況及び機械の調節に合わせて毎時600mまでの作業が可能です。B 35 Cに比べると機械本体にトレーラーを牽引させることもできるため、オプション追加のツールや収納スペース、燃料タンクの増大、更には作業現場での軌道検測記録装置など、お好みに合わせたレイアウトが可能です。
B 35 D 一回にマクラギ2本のテンポで
南米・アジア・アフリカ地域用として特別に開発されたB 35 Dは 従来線で使用されるダブルヘッドの一般軌道用マルチプルタイタンパーです。シングルヘッドのB 35 CおよびA8との違いは 2つのボギーを持ち、より馬力のあるディーゼルエンジンを搭載しているところにあります。他のシングルヘッドB 35と同様、運転席と作業用席を備えた2つのキャビンおよび光学式軌道検測装置NEMOを搭載しています。D型のタンピングユニット2基を備え、計32丁およびダブルローラークランプで毎時1000mの稼働率と比類ない仕上げを誇ります。
一般軌道・分岐器両用マルチプルタイタンパー
タンピング作業の際、作業キャビンのオペレーターは常時数多くの制御装置を操作しなければなりません。 MATISAのマルチプルタイタンパーが新たに提案する作業スペースにおいてはこうした操作を全て行う必要はなくなりました。様々な設定が可能なタッチパネル式セントラルユニット、多機能ジョイスティックによる各種ツールの位置決め、そして多数の制御装置の自動化などを通じ、操作が簡易化されています。
一般軌道・分岐器両用マルチプルタイタンパー
MATISA MATÉRIEL INDUSTRIEL S.A.