卓越した仕上がりを目指して設計された、MATISAのマルチプルタイタンパー用装置。軌道線形の整正精度やバラスト締固めのクオリティを比類なきレベルに押し上げます。
コンパクトで丈夫、さらに効率に優れた装置を長きにわたり製造してきたMATISAの製品は、抜きん出た高性能と安定した仕上がりを保証しながら幅広い範囲をカバーしています。
高周波楕円運動方式のタンピングテクノロジーや様々な軌条に対するブラッシングなど、定評あるMATISA独自のソリューションは他の追随を許しません。
これらの装置の特徴は、保守作業時間(すなわち機械の介入時間)を最短に抑え、保守費用の大幅な削減を実現していることです。
マルチプルタイタンパーは多数のタンピングツールや線形整正装置を装備。皆様のニーズに応えるとともに個別の使用条件に完璧にマッチさせるため、ご使用のマルチプルタイタンパーにはブラシ、レギュレーティングプラウ、バラストコンパクティング装置などのオプションツールをご用意しています。 装備されたマルチプルタイタンパーで 困難を極める状況においても効率高い優れた仕上がりの作業を行なうばかりでなく、使用環境に優れた柔軟性の高い作業を実現いたします。
MATISAは、世界にも例のない独自のタンピングテクノロジーにより比肩するもののない高性能を実現しました。以下のような特徴を有する高周波楕円運動方式タンピングユニットを使用することで、極めてクオリティの高いバラスト締固めを実現できます。
高周波楕円運動方式のタンピングテクノロジーは、わずかな軌道扛上においても極めて効率的なバラストの締固めを実現。締固め可能なバラスト量も
比較的多く、マクラギの安定性が向上します。
Cタイプコンビ型ユニットは、分岐器用タンピングテクノロジーの頂点を極める製品。各ユニットに装備されたタンピングツール4丁のうち2丁は重ねて使用可能です。またこのユニットには分岐器処理時間の短縮につながる以下のような多数のメリットがあります。
このユニットは、一般軌道上でも特筆すべき性能を発揮します。縦方向に大きく動くユニットが、Y字型マクラギを備えた軌道をスムーズかつ迅速にタンピング可能です。 耐用期間が長いこと、またその信頼性の高さや低廉な保守費用などの点においても、これらのユニットは高い評価をいただいています。
D型タンピングユニットは、一般軌道で一度に二本のマクラギ処理を行う作業ペースを想定して設計されています。
各ユニットは、16丁のタンピングツールと2つのシングル-ダブルマクラギ切替装置を装備。このユニットを備えた機械は合計32丁のタンピングツールを有し、これにより高い作業効率を保証します。
重量のあるこのユニットの特徴は、各タンピングツールのアームが完全に独立していること、そしてバラスト内へのタンピングツールの挿入が極めて容易であること。こうして質の高いタンピングが実現されます。
AC4型タンピングユニットは、第一に一般軌道の処理を想定して設計されています。
横方向への大きな動き、そして90度旋回可能な外側タンピングツールにより、急なカーブの処理や、軌道中心軸から1,524mmまでの分岐器類の分岐線調整が可能。これらのユニットはメートル軌間用のB38ACに搭載されています。
ローラーとフックをそれぞれ2つずつ装備したCタイプコンビ型クランプは、あらゆるタイプの分岐器類及び一般軌道用に設計されたものです。
一般軌道用ダブルローラークランプは、効率性の高い一般軌道用機械に装備されています。 このクランプは2対のローラーと継ぎ目板探知装置を備えています。
分岐器での作業は 一般的には本線の締固め作業プロセスの一環として行われるものですが 時には大型分岐器の締固め作業において、機械のレベリング・ライニング用クランプを併用使用することが必要な場合もあります。
タンピングを行うと、軌道の横方向の抵抗や垂直方向の剛性が低下します。通常は運行列車の速度を一時的に落とす措置をとりますが、こうした影響を抑制するため、MATISAは道床及び道床肩の突き固め装置を開発しました。これにより軌道の横方向の抵抗と垂直方向の剛性が大きく改善し、速度制限をする必要がなくなります。
MATISAのブラシ関連ラインナップは、軌道のブラッシングからサイロへのバラストストック、さらには締結装置のブラッシングなどお客様個別のニーズにお応えします。ラインナップ各 製品に搭載のワイアレスリモートコントロールにより、簡単かつ安全なブラシの使用が可能です。
保線工事におけるバラスト整理作業の重要性は高まる一方です。タンピング時には、押し戻されてマクラギ下で締め固められるバラストを補う十分な量のバラスト供給が不可欠で、タンピング後に突き固めを行う場合には特にその重要性が高まります。タンピング作業(場合により締固め作業を含む)が終わるとプラウが余剰バラストを除去、肩部のバラストを整えて軌道の横抵抗力がアップします。こうした作業は、軌道のブラッシング作業を容易化することにも
つながります。
MATISA MATÉRIEL INDUSTRIEL S.A.